目の前の大切な人の心を守る方法【震災から10年】
こんにちは!
バスケットボールスクールハーツ福島です!
2021年3月、東日本大震災から10年が経ちました。
今ハーツに通ってくれている子のほとんどはまだ生まれておらず、
あの日の記憶がある子も、ほとんどおりません。
光陰矢の如し、とは言ったもので、
どんな大きな悲しみが襲い掛かってきたとしても、
強い気持ちをもって、生き抜いていくことができれば、
ちゃんと時は流れ、前に進んでいくことができるのだと、今では思うことができます。
本当に長いようで短い10年でありました。
この10年間、ハーツを支え続けてくださった保護者の皆様には、感謝してもしきれません。
また、先日福島県沖を震源とする地震がありました。
福島県では震度6強が観測され、多くの報道がなされました。
幸い、子どもたちやご家族で怪我をされたという報告もなく、
また指導員も全員無事であることがすぐに確認がとれました。
その一方で、強い揺れにおびえたり、震災を思い出してつらい思いをしたりした方々がたくさんいたことと思われます。
本日は、災害時の心のケアについて、お伝えさせていただきます。
災害時における心の問題は、日本では阪神・淡路大震災を機に注目されるようになりました。
東日本大震災時には、ボランティアの方が心のケアを担ってくれており、
とても大規模な活動がなされました。
なお、本記事は心のケアについての専門性を持つ者が執筆しているわけではないため、
誤った情報が掲載されている恐れがあります。
この記事の内容に関心を持っていただけた方は、
ぜひご自身で、心のケアについて調べていただければと思います。
日本赤十字社が出している、『こころのケア研修マニュアル』には、
こころの救急法として、「支持」「傾聴」「共感」「具体的支援」が挙げられています。
どれをとっても、相手の心に寄り添うことが重要であることがわかります。
また、ユニセフが出している「災害時の子どもの心のケア」には、
「安心感を与える」
「日常を取り戻すことを助ける」
「被災地の映像を繰り返し見せない」
「子どもは自ら回復する力があることを理解し、見守る」
という4つが挙げられています。
こちらに関しても、相手をよく見る、理解しようとする姿勢が重要であることがわかります。
災害によって傷ついた人がいたら、
まずは寄り添ってあげましょう。
なるべく近くで、話を聴いてあげましょう。
難しい言葉や技術はいりません。
あなたの言葉で、あなたの温度で、あなたの距離感で。
そうして話を聴くことができたら、なるべく具体的に、解決策を考えてあげましょう。
他にも多くの団体が、心のケアについての解説をしてくれています。
そのなかで、支援者側の心の状態も重要視されています。
目の前の人の不安を和らげたい。元気にさせたい。という気持ちはとても大切です。
だからこそ、そのような優しい心をもったあなたが疲れてしまわないようにしてください。
とにもかくにも、このような時ほど気負わず、
いつも通りの会話をして、いつも通りの日常を過ごすことがいちばんかと思います。
我々も、バスケットゴールというスポーツを通して、
皆さんの日常を守っていければと思います。
まだまだ不安なことが多い毎日ですが、
こんな毎日の中でも、皆さんを笑顔にさせることができるように、
本日もたくさん、子どもたちと駆け回っていきたいと思います。
いつもありがとうございます。
そして、これからも一緒に未来を創っていきましょう!
よろしくお願いいたします。
【参考URL】
災害時の子どもの心のケア:一番身近なおとなにしか出来ないこと|日本ユニセフ協会 (unicef.or.jp)
こころのケア研修マニュアル(救護員指導用) | 赤十字原子力災害情報センター デジタルアーカイブ (jrc.or.jp)